2022年5月8日日曜日

がん治療と仕事 『治ったの?』の対応

治療中だけど何か?

自分は食道がんで
退院後すぐ働ける状態ではありませんでしたが
がん治療中でも仕事への意欲が有る方はいらっしゃいます

今回はそのような女性と勝俣先生のお話です

がん治療と仕事
『治ったの?』の対応


女優♥さんと勝俣先生の会話です

女優♥さん
『私はもう状態が良いので、お芝居の仕事をもうそろそろ始めたいな』
と思っている時に

同じ同業者の方に 問い合わせで

先方の方は私ががんだという事をご存じで

私の今の状態で
女優♥さん、もう治ったの?』と言われた時に、、、

「治りました!」と言える状態ではないのですけど

私の今の状態で、どのようにその方にお伝えすれば?いいのか?

「はい、もうお仕事しても大丈夫です、出来ます」
と伝えていい物かどうか?

勝俣先生にアドバイスを頂けtらと思いました


勝俣先生 

はい そもそも 一つ誤解が有るのは
 
がんが治らないと仕事が出来ない
という処に誤解があります

 がん という病気は確かに
  治りにくい病気ではありますので

雇用する側からすると
『治っただろう』という風に 

思っている 誤解 が有りますね

実は がん は そもそもですね

治らなくても お仕事は出来る状況ではある

のですよ という事なのです


女優♥さん

『それを、どのように先方につたえたらよいのか?

ということなのですが?

がん という病気はそもそも治った 治らないと
いう事が問題では無くて

がん が治らなくても その状況、状態であったとしても
がんを治療中であっても

仕事を辞めなければいけないという事は実は無いのですよ

 と伝え、知ってもらう 事です


がん という病気は イロイロと 誤解 が有って

一つは

治療中であっても仕事は続けることが出来る という事

後は 

『がんが、治ってからと言っても

そもそも 治るという確証が医学的にできるか?ということは
実は難しい 

とも 言われています

がん は いつ再発するかもわからない

がん 初期治療が有って

『5年たったから大丈夫だろう』 と思っていたら 

『7年、8年たってから 再発』
なんてことも起きるし

ですから

以前は 「5年生存率」とか言いまいたが

今は 『10年生存率』 という風になってきていますし

じゃあ 『10年たったから治ったか?』 というと

それもまた 絶対とは言えないですので  

その後 再発したということは 有りますので

このことを思うと なかなか治ったという事は言えません

なおったと 定義づけるのは難しい

『治る治らないというのは』 別にして

『今の、状況が良ければ』 ですね 

実は今の治療 抗がん剤の治療も

 個人差は結構ありますが 

仕事をしている人はたくさんいます


ここで先に戻りますが

がん という病気はそもそも治った 治らないと
いう事が問題では無くて

がん が治らなくても その状況、状態であったとしても
がんを治療中であっても

仕事を辞めなければいけないという事は実は無いのですよ

 と伝え、知ってもらう 事です


実は この事は 非常に社会的な問題 となっていて

がんに 罹患した方が 結構離職率が高い

これが 非常に社会的に問題となって

これが 指摘されたのは 10年以前の話になりますが

がん という病気には いろいろな偏見があるじゃないですか

やっぱりがんになると 『もう がんになった人は駄目だ』みたいな

『もう その人は仕事が出来なくなるだろう』 みたいな

大きな 偏見が有るのですけれども

そういう 偏見が長い事ず~~っと続いていて

患者さんたちも がん になった段階で

『もう 仕事が出来なくなるだろう』 と思って

自分から辞めてしまう人が3割~4割ぐらいいます

手術をした場合、がん種によっては
 さすがに ある程度、休まなければなりませんが

ですが、今の治療、がんの手術も

平均入院期間は 2週間を切っています 

そのくらい 入院期間が短く なってきていますし

抗がん剤治療のほとんども
通院治療が出来る時代になりましたから

以前のがん治療とは 今 全く違うんですよ と

抗がん剤も 副作用の少ない物が多くなりましたし

逆に 通院治療の期間が長くなっています

何年も抗がん剤治療の続く方も出てくるので

昔のイメージとは全然違う

医療現場はそうなっているのに

一般社会の状況が 全くそこに追いついていない

以前として 人が がんになったら

『がん になったら もうあの人は駄目だ』 みたいな

『仕事はもうできないだろう』みたいな 
目に見えない 無言の圧力で

辞めなきゃ いけないような 圧力があって

本当は 自分は元気で 仕事もやりたいのに その雰囲気で

辞める なんて事も 結構多いですね


この問題は 厚生労働省も非常に大きな問題と考えています

本当は働けるのに離職してしまっては 労働人口が減ってしまいます

そこは 厚生労働省も重視していて

なんとか がん患者さんの
就労支援をしている 処です

また 病院によっては
社会労務士を常勤させていたり

非常勤で常駐させている病院とかも有ります


女優♥さん

じゃあ私も お芝居とかやっていきたいと思っているので

今 状態が良いので『大丈夫です』という事の

それが イコール『治った』という事では無いけれども 

動ける、仕事が出来る状態だという事を 伝える
ことにします

病気の状況というよりも

『お仕事が出来るか』という事の方が大事


『現在は仕事が出来る状況ではあります」という事が全然大事

状況によっては診断書を提出するという事も大事ですね

女優・古村比呂が、腫瘍内科医・勝俣範之先生から「がん」を学んでいきます。 日進月歩のがん治療の現在を、そして正しい情報をお届けしていきます。
からの引用です

治ったの? の対応についてでした

前回の投稿でも仕事やお金について考えましたが



現役、AYA世代の皆さんにとって

今現在の事

治療の後の事は重大な関心事、心配事の一つである事と思います

少しだけでも何かのお役に立てれば嬉しいです


本人も家族も そしてみなさんも
今を受け入れ
変えられるものは 変えてゆく勇気をもって
一日一日、今日を大切に、今日に感謝の気持ちを持って
前を向いて、活きていきましょうね。

生意気言ってすみません。 <(_ _)>

がんの情報はあくまで自分の事、感じた事思った事なので詳しくは(がん情報センター)等医療情報センターなどから取ってくださいね!

自分も当時(手術前、術後)不安になったり怖くなったりかなり勉強させていただきました

確かながん情報をお届けします. 当サイトは、国立がん研究センターが運営する公式サイトです。

                     https://ganjoho.jp/public/index.html



がん治療の情報はいろいろと怪しい物が多数あふれていますが、自分は標準治療を行いました。

標準とは、今におけるベストな物(治療)という事、言葉から取ると普通の治療といった感じに取れますが?

標準が普通で、他が特別な治療???(だから高額、だから治るかも?)は間違い怪しいと自分は強く言いたいです。

中にはこの先標準となりうるものも確かにありますが、今のベストは標準治療だと思います。


ユーチューブ こちらはお勧めです。患者サイド(目線)&ドクターサイド情報です。

がんノート、ここクリック https://www.youtube.com/c/gannotejapan

がん防災チャンネル、ここクリック https://tinyurl.com/yyqt2zhy


一人(本人も家族も)で悩まず 分かち合う事で楽になる 事もあります。

これからの人生が 開かれる 明るく なれるかも 仲間が出来るかも 






それではまた (@^^)/~~~

にほんブログ村 病気ブログ 食道がんへ



 

0 件のコメント:

コメントを投稿